寒くなってきました!
植物も休眠期を迎え、水やりも楽になりましたね^^
園芸用語で『水やり三年』って言葉を知っていますか?
水やりというのは非常に奥が深く、習得するのに三年はかかるほどに難しい作業ということなんです^^
水やりの基本は間隔を空け、一度にたっぷりとあげること。
夏場は特に注意が必要で、陽が昇る日中の水やりは厳禁。
夕方の陽が落ちたあとに地中深くまで水が行き渡るようたっぷりとあげてください^^
水の量が少ないと高温の土の中で水がお湯に変わり、根を傷めることになります。
「葉っぱがしおれてかわいそうだから…」と葉っぱに水をかけたくなりますが、これも基本的にはNG❌
夏場は毎日水やり(なんなら朝晩2回)と思われている方もたくさんおられますが、本来は必要ありません。
行政が街路樹に毎日水やりしてますか?
お庭の木より街路樹の方が水枯れしそうな環境ですよね(^-^;)
だって地面はアスファルト、日照りはカンカン、排気ガスバンバン…
超劣悪な環境で、枯れている木も確かにありますが大体は元気に育ってます^^
もちろん、水をたいしてあげなくても育つ強い木を選んで植えているのもありますが、どんな植物にも水は必要不可欠です。
いつ降るか分からぬ雨水でしのいるんですね^^
あんなに劣悪な環境でも花を咲かせ、秋は見事な紅葉を見せてくれる街路樹の健康の秘訣は根っこにあります。
植物には太い根の先に細い根が広がっていますが、この細い根で水分を吸い上げ、太い根で水分を溜め込みます。
強い木にはこの細い根がたくさんあり、「わずかな水分も逃さまい!」とグングン細い根を伸ばして太い根や幹に溜め込んでいきます。
一方で過保護に毎日何度も水やりをしてもらっている庭木は「別に根を伸ばさなくても毎日確実にくれるもんね〜♪」と甘え、わざわざ細い根を伸ばそうとはしません。
たまに「今までおじいちゃんがお手入れをしていたけど、代替わりをしたとたん庭木が枯れだして…」といった声を聞きます。
これは今までのお手入れ方法とガラッと変わったことのによるストレスが原因なことが多く、特に毎日の日課である水やりが深く関係しています。
今まで毎日水やりをしてもらっていたのに世代交代したとたん水やりの間隔が空いてしまったら、庭木は「えー!今まで毎日お水もらってたのに、そんなに急に間隔空けられても細い根の準備してないよ‼︎(;゚Д゚)」とビックリしてしまいます。
逆に、今まで一定の間隔を空けて水やりをしていたのが、毎日朝晩の水やりに変わっても…「えー!そんなにじゃんじゃん水やりされたら溺れちゃうよ〜‼︎(;゚Д゚))」これまたビックリです。
「今までの水やりを間違えたかも…」と思っても急に変えるのではなく、徐々に時間をかけて正しい水やりに変えていきましょう^^
本当の愛情は過保護に育てるのではなく、自ら生きていく力をつけさせてあげることです^^
それは放ったらかしということではなく、肥料や剪定などの必要なメンテナンスはしっかりと行ない、庭木自身が強く健康に育っていけるよう手助けしてあげるということですね^^
日々のお手入れで一番身近な水やりは、とっても奥が深いというお話でした^^
そうは言っても「よく分からないし、忙しいから季節によって水やりなんて変えられない!」
なんて方はダスキンで自動灌水機の設置も行っております( ´ ▽ ` )
各ご家庭のお庭に合った配管ルートや水やり設定まで、すべてお任せいただけます♪(´ε` )