今日はお庭に松がある方は必見です( ̄ー ̄ )
松の手入れは手間もお金もかかる木ですよね〜
特に剪定は1本で数万円することも。
職人さんが何時間もかけてひとつひとつの葉を丁寧にむしっていくので仕方ないですが(^^;)
生涯で数十万〜100万単位で費用のかかる松の木ですが、やはり風格のある日本庭園には欠かせないお庭の主役です。
そんなに愛情もお金もかけた松の大敵といえば…
『松くい虫』
松くい虫による被害を受けた松は一気に茶色くなり、ピンと立っていた葉はぐったりと下を向いてしまいます。
原因はこのマツノザイセンチュウ

しかしこのマツノザイセンチュウ単体では自由に移動できません。
そこでタッグを組んだのがマツノマダラカミキリ

羽を持つカミキリ虫は自由に空を飛び回り、幹や枝にタマゴを産みつけやがて幼虫が幹の中を侵食していきます。
しかし健康な松の木は松ヤニ(樹液)の流れが強く、簡単には侵入させません( `ω´)
松だってただ黙って立ってるだけではありません。
どうしてもタマゴを産みたいと考えたカミキリムシは、マツノザイセンチュウを自分の体に寄生させます。
マツノザイセンチュウの得意技は松に寄生することで幹の中を食い散らかし、水分の通り道や松ヤニを止めること(゚o゚;)
松ヤニを止められた松は、人間で例えると血液の流れを止められたも同じ。
血液(松ヤニ)を止められると栄養分も流れず、外敵からの防衛もできないまま枯死するのを待つのみです((((;゚Д゚)))))))
そこで弱った松を探して再び戻ってきたカミキリムシがまんまとタマゴを産みつける。
お互いにメリットのあるカミキリムシとマツノザイセンチュウは共存関係にあり、松にとっては最も恐ろしい天敵です。

既に松くい虫によって枯れてしまった松はすぐに伐採処分するしかありません。
幹の中に幼虫がひそんでいる可能性が高く、また新たな被害が発生します。
今はお庭の松が元気でもご近所で松くい虫の被害があった、お庭と山が近い環境にあるなどの状況であれば感染リスクが非常に高くなります。
マツノマダラカミキリとマツノザイセンチュウが業務提携を締結し、老舗の松を倒産に追い込む。
そこで倍返しに現れたのがダスキンの「松くい虫予防サービス」
施工前には既に松くい虫が感染されていないかの診断を行います。
※既に感染されている松には施工できません。
診断方法は専用の器具で松の幹に穴を空けます
10分〜20分放置し、樹液(松ヤニ)が溢れてきたら感染していない証拠です!
最後に保護材で傷口を補修し診断完了!
(傷はやがて目立たなくなります)
※この診断は簡単に終わりますが、穴を開ける位置を間違えると松が弱ってしまいますので必ずプロに任せましょう!!
診断は松ヤニが活発な時期でないと行えないため、休眠期に入る11月〜2月では正確な診断ができません。
逆に予防作業(薬剤注入)は休眠期にしか行えないため、今が診断のチャンスです!
診断は無料ですので、お庭に松がある方は感染の有無だけでも確認しておきましょう( ^∀^)
長くなったので実際の施工方法は改めてアップします( ^ω^ )花元でした。